一息つくこの瞬間
1R(22.37㎡)
自分が自分らしくいられるように、心地よく暮らせる街は自分で選ぼう。23回目にご紹介する街は、京王線の走る街「笹塚」。甲州街道を挟んで南北に広がる住宅地と商店街。都心に近く便利なだけではない、笹塚の魅力を感じてきました。
text : ASAKO MIYAKE
goodroomのスタッフが住んで本当に良かった街を紹介する連載。23回目にご紹介するのは、京王線の走る街「笹塚」です。
笹塚駅は、京王線で新宿駅から1駅目の場所に位置していて、4分で新宿駅まで行くことができる、とてもアクセスの良い街です。また、京王新線も走っているので、本八幡行きの急行に乗れば、乗り換えることなく、15分以内で市ヶ谷駅や神保町駅といった街へも行くことができます。
また、地図で確認するとわかるのですが、笹塚駅の南側には、下北沢駅や代々木上原駅といった人気の駅もずらり。下北沢駅へは、徒歩でも20分程度で行けるんです。飲み屋や雑貨屋などが豊富な街なので、笹塚駅との使い分けも容易にできそう。
さあ、そんな便利な場所に位置する、笹塚。どんな街なのか、実際に歩いてみてきました。
最初に、南口側を散策します。
中に入ったら今日はどんなパンがあるかな?というワクワク感も合わせて愉しみたい、暮らしをちょっとだけ豊かにしてくれるパン屋さんです。
さて、場所を駅北口へ移しましょう。
下町のような雰囲気はありながら、少し離れると、おしゃれなお店もちらほら現れてきます。
そんな中わたしがお邪魔したのは、甲州街道沿いを西に5分ほど歩いた場所にあるカフェ「Dear All」。基本的には壁沿いに椅子が並んでいるので、自分ひとりのことに集中できる環境が整っています。
店員さんが流暢な英語で、海外の旅行客と談笑している様子を見ていると、まるで海外のカフェに来たかのような気分に。まさに「Dear All」。決して店側からの主張はほとんど感じないけれど、どんな人でも受け入れてくれるような温かさが感じられるお店でした。
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在宅勤務を許可する職場が多くなってきているとはいえ、まだまだ「時間通りに会社へ通う」ということが当たり前の中で、自宅の最寄り駅に着いた時くらいは、リラックスして心落ち着ける時間を過ごしたい、と思うものです。
笹塚は、アクセスの良さはもちろんのこと、街に「人」の気配が感じられるお店がたくさんありました。大きな幹線道路はあるけれど、一本路地を入れば静かになる住宅街も残っています。
明日の朝食で食べるパンを買いに行ったり、行きつけの飲み屋で仕事関係以外の人間関係を作ったり、惣菜屋のおじさんに顔を覚えてもらったり……。
便利さとあたたかさ、どちらも兼ねそなえた街、笹塚。人気の理由がわかったような気がします。
・京王線と都営新宿線が利用できる。京王線は準特急がとまる。都営新宿線は始発がある。 バスも新宿行きと渋谷行き、中野方面などがあり便利。
・駅周辺に買い物できるスポットがたくさんあります。駅ビル、駅高架下のモール、駅すぐ近くのショッピングモール、スーパーも高級スーパーから大手スーパー、小売の格安スーパーまであります。100円ショップ、300円ショップ、本屋、ドラッグストアから、無印良品等もあるので買い物には困りません。
・小さい公園はあるが、ボール遊びができないなど、思いっきり身体を動かしにくい。遊具が少ないのがざんねん。
・ファミリー層と高齢者が多く、落ち着いた雰囲気です。 駅前も大通りも街灯が明るく、人通りが多く交通量も多いので出歩きやすいです。
利用可能な沿線:京王線・京王新線
家賃相場:ワンルーム・1K・1DK/9.79万円、1LDK・2K・2DK/15.36万円、2LDK・3K・3DK/22.04万円
物価の高さ:★★★★☆
治安の良さ:★★★★☆
子育て環境の良さ:★★★☆☆
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三宅朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。